四月の手紙 2024
弱い者は 強い者を あてにする
甘えた気持で 安易に頼ろうとする という誤解を
少なからぬ人が持っているように 私は思います
そもそも "弱い者"と "強い者"の定義から
始めなければならない問題…ではありますが
女性で 地位も 名誉も お金もない私は
弱い者と 思われやすかったのでしょう
これまでに そうした残念な誤解を
されたことが 何度かあります
私はただ 協力が得られるかどうか
対等の立場から 尋ねただけだったのに…
ふり返って "あ~ぁ”と思います
人は皆 強者でも弱者でも ありません
なのに コミュニケーションの最初に
相手を弱者に 自分を強者に 色分けして考える
そうした "強者の義務感”から発した行動は
どこかに無理があって いつか破綻します
それって つまらない…
様々な「格差是正」が言われます
その基本に欲しいのは "弱者へ配慮”ではなく
一心に生きている 個々の人間への 尊敬です
|