十二月の手紙


       去年から今年にかけて

       余りにも様々なことがあって

       しばらく ボンヤリしていました


       そんな中で 思ったのは

       自分は 生きている…ということ

       絵具のチューブに例えれば

       まだ 中味が残ってるんですね



       1944年の製造ですから

       もう 大した分量ではありませんが

       丹念に 絞り出してでも 使い切るのが

       先立った人達への エチケットと…

       そんなふうに 考えるようになりました



       いや 別に大したことを

       するわけでは ありません

       朝起きて 顔を洗って 歯を磨いて

       ご飯を食べて その日に出来ることをする


       それだけのことですが そこから

       草が実を結ぶような 何か小さなことが

       自分の中に 起きて来る気がします


         *     *     *


       仕事を一つ 始めました

       ゆっくり ゆっくり 進めています


       絵具を使い切るまで

       しばらくは 野の草のように

       風に吹かれながら 一日一日を

       大切に 暮らしてみようと思います


堀江はるよ
暮れて
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2022年 十ニ月の更新履歴


12月1日 十ニ月の手紙 
江崎浩司・笛の楽園 レビュウ集
  ブックレットより・木幡一誠氏による紹介(抜粋
  第1集 第2集 第3集
   
12月16日 石原さんの写真館・十二月
  ハワイの旅・コロナ禍の前に・その3


   

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